コンタクトを購入する際には、さまざまな数値が必要となります。コンタクトを購入しようとして、外箱などにたくさんの数値があるのを見て驚いたことがある方もいるのではないでしょうか。
今回は、コンタクトのさまざまな数値の中でも、DIA(ダイア)について詳しく紹介します。DIAとは何なのか、平均や確認方法などについて見ていきましょう。
コンタクトのDIAとは?
DIA(ダイア)は、「Diameter(ダイアメーター)」の略で、コンタクトの直径のことです。たとえば「DIA13.8」と書かれていたら、直径13.8mmという意味となります。
この数値はコンタクトの外箱や、処方箋(装用指示書)に記載されています。
DIAの平均は?
日本人の黒目の大きさの平均は11~12mm程度。性別、年齢などでの差はほとんどないと言われています。
そして、ソフトコンタクトのDIAは黒目よりも大きめの13~15mmが一般的。ハードコンタクトのDIAは、黒目より小さい9mm程度が一般的です。
DIAの確認方法・選び方は?
コンタクトを買うときは、自分の目に合ったDIAを眼科で調べてもらい、処方箋(装用指示書)通りの商品を買います。
ただし、ソフトコンタクトの場合、1種類のコンタクトにつきDIAは1種類であることが一般的です。そのため、いくつものDIAから選ぶのではなく、DIAがある程度合ったコンタクトの種類を選ぶ、という形になることが多いです。
DIAが違うとどうなる?
度数が異なるコンタクトを使うと目に負担がかかったり見えづらくなったりすることがありますが、DIAにはほとんど差がないので、あまり気にすることはありません。
つけ慣れていたコンタクトから別の種類のコンタクトに変えるときなどに、DIAが変わると違和感を覚えることはありますが、慣れれば問題なくなるケースが多いです。
ただし、DIAが大きいとコンタクトを入れにくいと感じることがあるので、不必要に大きなコンタクトを選ばないためにも、眼科で検査を受けることは大事です。
DIAと「着色直径(着色部外径)」の違いは?
カラコンなどの色がついているコンタクトには、「着色直径(着色部外径)」というサイズも書かれています。たとえば外箱に「着色直径12.7mm」といった記載があります。
これは、コンタクトの色がついた部分の直径のことです。大きければ大きいほど瞳の外側に色が入るので、瞳が強調されることになります。
DIA以外のコンタクトの数値
コンタクトには、DIA以外にもサイズや度数に関するさまざまな指標・数値があります。代表的なものは以下の通りです。ベースカーブまでは眼科で検査を受けることで調べることができ、処方箋(装用指示書)に数値が書かれているので、その通りにコンタクトを購入しましょう。

コンタクトレンズを安全にご使用いただくために
- 眼科医より処方、指示を受け、それをお守りください。
- 製品に添付されている使用者向け添付文書を必ず読み、熟知ください。
- 装用時間、装用サイクルをお守りください。
- 取扱方法等を守り正しくご使用ください。
- 定期検査を少なくとも年に1回以上お受けください。
- 眼科医の処方、指示に基づき購入するよう努めてください。
- 少しでも異常を感じたら直ちに装用を中止し、眼科医の検査をお受けください。
- 破損等の不具合があるレンズは絶対に使用しないこと