「コンタクトは便利そうだけどケアが面倒」と、コンタクトにするのをためらっている人もいるのではないでしょうか。1dayコンタクトなら1日使い捨てでケアがいらないので、そんな心配は不要です。1dayコンタクトの特徴やメリットを、選び方やおすすめと併せて紹介します。
1dayコンタクトの特徴
1dayコンタクトは1日装着して外したら処分する使い捨てタイプです。毎日新しいものに交換するため、コンタクトのケアは必要なく、衛生的に使えるのがメリットです。旅行や出張などの際にも荷物にならず便利です。
毎日使うと、2weekコンタクトや1monthコンタクトよりも割高ではありますが、衛生面や利便性を重視する人には1dayがおすすめです。ケア用品が不要なので、コストパフォーマンスは悪くないといえるでしょう。
また、コンタクトを使うのが週の半分以下だったり、デートやスポーツのときのスポット使いの方は1dayを使うとよいでしょう
1dayコンタクトの基本的な選び方
コンタクト選びの主なポイントは「素材・含水率・酸素透過率」の3つです。着け心地や快適性、目の健康にも関わるので、必ずチェックしましょう。
なお、コンタクトを購入する前には眼科の受診も必須です。ドラッグストアや通信販売で手軽に購入できますが、コンタクトは本来医療機器です。眼科で適切な度数やサイズを調べてもらってからコンタクトを始めましょう。

おすすめ1dayコンタクト5選
「選び方は分かったけど、やっぱり決められないかも」という人は、まず眼科で相談するのがおすすめです。度数やサイズに合ったコンタクトをいくつか出してもらえるでしょう。その中から決める時の参考にできるよう、おすすめの1dayコンタクトを5つ紹介します。
マイデイ (CooperVision)

高い酸素透過性(※1※2)と保水力(※3)に加え、柔らかさ(※4)も備えた1dayコンタクトです。ハイドロゲル成分の持つ豊富な水分と、独自の技術が生み出したスマートシリコーン素材の弾性が、酸素の通しやすさと軽い着け心地の両立を実現しました。1日装着していても、裸眼でいるかのような解放感を味わえます。(※5)。
マイデイは近視用・遠視用の他、乱視用の「マイデイ トーリック」、遠近両用の「マイデイ マルチフォーカル」があります。目の状態に合わせて選べる豊富なラインナップも魅力です。
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※1 近視・遠視用レンズ酸素透過率Dk/t=100@-3.00D、乱視用レンズ 酸素透過率Dk/t=80@-3.00D
※2 Holden BA, Mertz GW. Critical oxygen levels to avoid corneal edema for daily and extended wear contact lenses. Invest Ophthalmol Vis Sci. 1984;25(10);1161-1167
※3 スマートシリコーン素材で含水率54%
※4 弾性率 0.4MPa
※5 まるで裸眼とは、ほとんどレンズをつけていないようなつけ心地を意味します。米国での1週間装用テストの結果、78%のMyDay®(マイデイ®)体験者が1日を通してレンズをつけていない、またはほとんどつけていないようなつけ心地と回答しました。(クーパービジョン・ジャパン社内資料)なお、装用感には個人差があります。
※6 UV吸収剤を配合したコンタクトレンズは、UV吸収サングラスなどの代わりにはなりません。
ワンデープレミオ (メニコン)

従来素材(※7)の約3倍の高い酸素透過性(※8)とやわらかさ(※9)が特徴。シリコーンハイドロゲル素材の1dayコンタクトです。
シリコーンハイドロゲル素材は、酸素を通しやすい代わりに硬いというデメリットがありますした。しかし、ワンデープレミオでは従来のハイドロゲル素材並みのやわらかさ(※9)を実現しています。
レンズ表面の摩擦低下や、レンズ周辺部を薄くするなど、自然で快適につけられる工夫(※9)も豊富です。
また、衛生面にもこだわっています。レンズの表面にプラズマ処理を施すことで、脂質汚れなどがつきにくくなっています(※10)。さらに、ケース内ではレンズの内側が下向きに収納されているため、装着時に内側に触れたり裏表を間違えたりする心配がありません。
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※7 主要なハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズの平均
※8 -3.00Dの場合 Dk/t単位:×10-9(cm/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))
※9 装用感には個人差があります。
※10 人工の脂質に各レンズを40°で30分浸漬した後、エピカコールドで洗浄・すすいだ各レンズを水中で観察。
クラリティ ワンデー (Coopervision)

コンタクトは角膜に蓋をした状態になるため、酸素不足になりがちです。しかし、酸素系レンズのクラリティ ワンデーなら、空気中の酸素をたっぷり取り入れて目に届けてくれます(※14※15)。
さらに、クーパービジョン独自の技術により、外部から補わなくてもレンズ全体に水分が行き渡るのも特徴(※16)。目が乾きやすい人や、酸素不足による目のトラブルが気になる人に適しています。
手に取りやすい価格も魅力なので、酸素系レンズが初めての人や「酸素系は割高だから」とためらっている人も気軽に試せるでしょう。目への配慮と着け心地(※17※18)、価格のバランスがよい1dayコンタクトです。
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※14 酸素系レンズとは、酸素をたっぷり通すレンズ素材を使用している事を意味します。
※15 酸素透過率Dk/t=86@-3.00D
※16 レンズの自然な潤いとは、外部からの補助によることなくレンズが潤う状態を意味します。レンズの乾燥は環境や個人で異なります。
※17 弾性率0.5MPa
※18 クラリティ ワンデーと同等品を用いて、50人を対象とした1週間装用試験の結果。米国クーパービジョン社 社内資料。装用感には個人差があります。
メダリストワンデープラス (ボシュロム)

レンズ表面の摩擦を低下させることにより、いっそう自然で快適な装用感を実現したコンタクト。
目から入った光を網膜上の1点に集める非球面光学設計のレンズです。にじみやぼやけが少なくなるため、雨の日の道路標識やイルミネーションもはっきり見えやすくなります(※)。
また、目に自然な潤いを与えるコンフォートモイストテクノロジーも特徴です。まばたきによって涙がレンズに広がりやすいデザインを採用し、レンズ保存液には涙を引き寄せる潤い成分「ポロキサミン」を配合しています。機能だけでなく、着け心地にもこだわる人におすすめ。
また、タンパク質が付着しにくい非イオン性素材で裏表が分かりやすいアーチ型の形状など、衛生面や着け外しのしやすさも考慮されています。
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※ 見え方、装用感には個人差があります。
ワンデーマジック (メニコン)

国内で初めて(2024年2月時点)、素材にpoly(HEMA-GMA)(※21)を採用している1dayコンタクトです。レンズそのものが涙とよくなじみ、潤いを逃しません(※22)。また、エッジ部分を滑らかにカットしているため、まばたきの際の摩擦が少なく快適な着け心地です。
コンタクトの内側に触れずに装着できるスマートタッチ仕様で、清潔(※23)なだけでなく裏表を間違える心配もありません。カラフルなレンズケースは、持ち運びもしやすいフラットタイプ。その日の気分やファッションに合わせて選ぶのも楽しいでしょう。
また、ケースに使用するプラスチックを80%削減(※24)、パッケージにはリサイクル素材を採用するなど、環境にも配慮しています。
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※21 HEMAはヒドロキシエチルメタルクリレート、GMA はグリセロールモノメタクリレートの略称です。
※22 うるおい感・装用感・見え方には個人差があります。
※23 黄色ブドウ球菌(staphylococcus aureus)を一定数付着させた手指でレンズ容器から通常の方法で取り出したレンズを形状を保つように、レンズ外側または内側のみが培地に接触するように設置し、培養したところ、SMART TOUCHのレンズは、レンズ内側への付着菌が認められませんでした。
※24 同社従来品比較
コンタクトを購入するときは医療機関の受診を!
コンタクトにはさまざまな度数やサイズがあります。自分の目に合っていないと、見にくさの原因になったり、不快な症状が生じたり、目の病気につながったりすることがあります。そのため、コンタクトの購入前に医療機関を受診し、処方箋をもらうことが大事です。
ミテミィコンタクトは、医療機関の「CLINIC FOR」と提携をしています。各種検査や、オンラインでの処方箋(装用指示書)の発行を行っているため、コンタクト購入時は受診をご検討ください。
コンタクトレンズを安全にご使用いただくために
- 眼科医より処方、指示を受け、それをお守りください。
- 製品に添付されている使用者向け添付文書を必ず読み、熟知ください。
- 装用時間、装用サイクルをお守りください。
- 取扱方法等を守り正しくご使用ください。
- 定期検査を少なくとも年に1回以上お受けください。
- 眼科医の処方、指示に基づき購入するよう努めてください。
- 少しでも異常を感じたら直ちに装用を中止し、眼科医の検査をお受けください。
- 破損等の不具合があるレンズは絶対に使用しないこと